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Update:09/01/19
Text&photo:Kentaro Kawamura
Tytle:I walk a primitive forest.

国道275号線中頓別は上駒から、知駒内川を合い添うように延びる道道を西へ走る。
深夜に降り続いた乾いた雪は、夜明け前の4時にはもう止んでおり、空には明るい星が輝いて見えていた。
オホーツク海側から内陸へ入ると急激に気温が下がり、紫雲橋付近では車の外気温計がマイナス20℃を表示していた。

知駒岳付近まで上ると、葉の落ちた木々が氷の結晶をまとい、幻想的なオブジェとなっていた。
スノーシューでその情景を楽しみながら雪上を歩きまわりました。

7時過ぎにようやく太陽が東の空をうっすらと赤く染めはじめました。
しかし朝陽の前には地平線が暑い雲に覆われ、これが唯一夜明けらしい一枚になりました。


この道にはひとつのトンネルがあり、この前後には綺麗な景色が眼下に眺められ、
南にはパンケ山とペンケ山が、北にはイソサンヌプリ山が眺望できます。

道路には様々な標識が設置してありますが、こんな看板は初めて見ました。
なんだかのどかでいいですねぇ・・・

川岸の木々も綺麗にまとい、まるでシラカバのようでした。
放射冷却現象が起きたときにだけ見られる光景です。
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